ウォーターサーバーをいろいろ比較していると、よく似たウォーターサーバーを見かけることはありませんか?

「あれっ、会社名が違うのに取り扱っているウォーターサーバーは同じなの?」こんな疑問を持つ方も多いと思います。

実はこれ、OEMメーカーなんですね。

ウォーターサーバーのOEMメーカーとはどのようなものなのでしょうか。

OEMメーカーとは?

OEMとは、英語で「original equipment manufacturer」を略したもので、他社ブランドの製品を製造・販売することを言います。

ですのでOEMメーカーとは、他社ブランドの製品を製造・販売しているメーカーのことになりますね。

実はウォーターサーバーの世界では、OEMメーカーがたくさんあるのです。

コスモウォーターのOEMメーカー

コスモウォーターは、テレビCMも展開する業界大手のメーカーですね。俳優の成宮寛貴さんのCMで有名です。

このコスモウォーターが供給元となり、ウォーターサーバーをいろいろなメーカーにOEMとして提供しています。

簡単に言えば、コスモウォーターのウォーターサーバーを使っているメーカーがたくさんあるということです。

例えば、「ラピロスウォーター」「BLUEウォーター」「西日本鉄道iesui」などは、コスモウォーターのOEMメーカーです。

コスモウォーターにウォーターサーバーを提供してもらって、お客様に利用してもらっているということですね。

コスモウォーターで契約すればいいんじゃないの?

それなら「コスモウォーターでウォーターサーバーを契約すればいいんじゃないの?」と考えいる方は多いのではないでしょうか。

まあ、その通りですかね。

提供しているウォーターサーバーや天然水がコスモウォーターのものならば、その本家本元であるコスモウォーターで契約したほうがいいでしょうからね。

コスモウォーターの親会社は、プロ野球球団を持つオリックスなので信頼性もあるといえるでしょう。

西日本鉄道が提供していた「iesuiウォーターサーバー」など、大きな会社がOEMメーカーとなっていることもあるのですが、残念ながら「iesui」は、平成28年の3月31日で事業を終了してしまいました。

「iesui」のように、OEMメーカーはなかなか経営が順調に進まないことが多いようです。ウォーターサーバー業界も競争が激しいので、なかなか顧客を集めるのが難しいのでしょうね。

フレシャスのOEMメーカー「キリン」も事業を終了

大手飲料メーカー「KIRIN(キリン)」もウォーターサーバー事業に参入していました。

キリンウォーターサーバー「AQUWISH(アクウィッシュ)」という名前で、フレシャスのOEMとして事業をしていたのですね。

しかしながら、キリンウォーターサーバー「AQUWISH(アクウィッシュ)」もいつのまにかに事業を終了してしまっていたようです。

現在「AQUWISH(アクウィッシュ)」は、OEM供給元であるフレシャスが事業を行っているようですね。

「KIRIN(キリン)」ほどの大きな会社でも、ウォーターサーバー事業はなかなかうまくいかなかったのでしょうか。

競争の激しい世界なのですね。

OEMメーカーと契約するメリット・デメリット

OEMメーカーと契約するメリットとは

OEMメーカーだからといって特に不都合はありません。例えばコスモウォーターのOEMメーカーの場合、コスモウォーターと同じウォーターサーバーを利用して、同じ天然水を利用できますからね。

それではOEMメーカーと契約するメリットはどこにあるのでしょうか。

それはキャンペーン内容や、解約条件などに違いがあるというところです。

例えばコスモウォーターとOEMメーカーとはサーバー本体や提供される天然水は基本的に同じですが、OEMメーカーのほうがキャンペーンとして契約時に何本かの水が無料になったり、違約金が必要な最低契約期間が短いということがあります。

OEMメーカーとしては何とか独自性を出すために、特にキャンペーンに力を入れていることが多いです。

キャンペーンは、各OEMメーカーが定期的に開催しているので、比較してみるといいでしょうね。

OEMメーカーと契約するデメリットは?

反対にOEMメーカーと契約するデメリットはあるのでしょうか。

OEMメーカーは、その事業を終了してしまう可能性があるということですね。

先にお話ししたように、西日本鉄道のウォーターサーバー「iesui」が、平成28年の3月31日に事業を終了してしまいました。また「KIRIN(キリン)」も事業から撤退したようです。

もちろんOEMメーカーが事業を終了したといっても、利用者に不利になるようなことはそれほどあるわけではないと思います。

ただ利用しているメーカーが事業を終了してしまうと、何となく嫌ですよね。手続きなどがあると面倒です。

OEMメーカーだからといって必ず事業を終了するというわけではないのですが、そのリスクは多少高くなるのではないでしょうか

まとめ

ウォーターサーバー業界では、数多くのOEMメーカーがあります。

特にコスモウォーターのOEMメーカーがたくさんありますね。

それではこれらOEMメーカーを選択するメリットとデメリットにはどのようなものがあるでしょうか。

メリットとしては、独自性を出すためにキャンペーンを手厚く行っていることなどがありますね。

デメリットとしては、事業を終了してしまう可能性が提供元と比較すると高いということでしょうか。

OEMメーカーであってもそれほどデメリットはないのですが、メリットとデメリットをきちんと知ったうえでウォーターサーバー選びをするといいのではないでしょうか。