「ウォーターサーバーって定期的なメンテナンスが必要なの?」
このような疑問を感じている方は当然いらっしゃるでしょう。確かに何年もメンテナンスをしないで使い続けるのはちょっと不安になりますよね。
それではウォーターサーバーのメンテナンスはどのようなシステムになっているのでしょうか。
メンテナンスは必要なの?
そもそもウォーターサーバーは、定期的にメンテナンスが必要なのでしょうか。それとも必要ないのでしょうか。
回答としては、「メンテナンスは基本的に必要です。ただウォーターサーバーの機種によっては内部の自動メンテナンスを行うものもあります。」となります。
まずメンテナンスといっても、「サーバー内部のメンテナンス」と「サーバー外部のメンテナンス」を分けて考える必要があります。
サーバー外部のメンテナンスは自分でできる。
「サーバー外部のメンテナンス」は、「水のボトル装着口」「水が出る蛇口の部分」「受け皿」を自分自身で掃除しておけば問題はありません。
ここは目に見える部分なので、水を交換した時などにきちんと掃除することを心がけておきましょう。
2週間に1回程度掃除をしておけば、清潔な状態を保つことができるでしょう。
問題となるのは、サーバー内部のメンテナンスです。これは自分自身で掃除するというわけにはいかないので、どうすればいいのでしょうか?
サーバー内部のメンテナンスはどうすればいいの?
ウォーターサーバー内部のメンテナンスは、メーカーにより「業者によるメンテナンス」と「自動メンテナンス」「メンテナンス必要なし」の3種類のメンテナンス方法に分かれています。
それぞれについて詳しくみていきましょう。
業者によるメンテナンス
これはその名の通り、業者がメンテナンスをしてくれるというものです。
メンテナンスといっても業者が自宅でサーバーをクリーニングするというわけではなく、古いサーバーと新しいサーバーと交換されることがほとんどです。
ですのでメンテナンスというよりは、定期的なサーバーの交換といったほうがいいでしょうか。
古いサーバーは、会社の工場で分解・洗浄されメンテナンスが行われるのですね。
通常の場合、業者によるメンテナンスは1年に1回、もしくは2年に1回の間隔で実施されます。
メンテナンスの料金は、無料のメーカーと有料のメーカーがありますので、契約前にきちんと確認しておく必要がありますね。
定期的に「業者によるメンテナンス(サーバーの交換)」をしてもらうと、やはりかなり安心感があるでしょう。
ウォーターサーバーの内部は、冷水と熱水となっているため雑菌が繁殖しにくい環境なのですが、2年に1度程度の内部メンテナンスは実施しておいたほうがいいのかもしれませんね。
サーバーによる自動メンテナンス
これもその名の通り、ウォーターサーバーに自動メンテナンス機能がついているというものです。
この自動メンテナンス機能とは何なのでしょうか?
自動メンテナンス機能は、各メーカーによってそれぞれ独自の方法となっています。
例えばコスモウォーターのらく楽スタイルサーバーでは、1日に1回独自の3タンク構造で、サーバー内部を自動的にクリーニングする機能(クリーンサイクルシステム)が搭載されています。
これは24時間ごとにサーバー内部に熱湯を循環させることにより、雑菌の繁殖を防いでいるのですね。
その他の例を挙げると、フレシャスのサイフォンサーバーでは、ボタンを押すだけで温水をサーバー全体に循環させる「セルフクリーン機能」が搭載されており、サーバー内部をクリーンな状態に保つことができます。
またフレシャスのデュオサーバーでは、120時間ごとに自動でサーバー内のお水を循環させて内部を清潔に保つオートピュアキープシステムと、手動でボタン操作を行いサーバー内部に熱湯を循環させることのできるフレッシュモードの内部クリーニング機能が搭載されています。
このように、ウォーターサーバーに自動でクリーニング機能が搭載されているので、業者によるメンテナンスは必要がないということですね。
メンテナンスが必要ないウォーターサーバー
その他には、メンテナンスが必要ないウォーターサーバーもあります。
これについては賛否両論あることは事実です。
メンテナンスが必要ないとされているウォーターサーバーは、内部に雑菌が入らないようにサーバーが設計されているので、メンテナンスは必要ないとメーカーは説明しています。
確かに雑菌が入りにくいように設計されてはいるのですが、100%全く雑菌が混入しないかというと、ちょっと疑問があるというのが正直なところです。
もちろんこれらメンテナンス不要のウォーターサーバーは現在もたくさん流通しており、それによって衛生上の不都合があったという話を聞いたことがないので、実際のところ問題はないのでしょう。
ただやっぱり全くメンテナンスがないというのはちょっと不安ですよね。
もしサーバー内部のクリーニング・メンテナンスに関心がある方は、これらのメンテナンス不要のウォーターサーバーは選択肢から外したほうがいいのかもしれません。
実際はそれほど問題がないと思いますが、不安を感じながら水を飲むのはよくないです。水もおいしく感じられないでしょう。
ウォーターサーバーはいろいろな選択肢がありますので、「業者によるメンテナンス」「サーバーによる自動メンテナンス」がある機種を選ぶといいのではないでしょうか。
まとめ
ウォーターサーバーのメンテナンスで問題となるのは、「ウォーターサーバー内部のメンテナンス」です。
各メーカーでは、「業者によるメンテナンス」「サーバーが自動でメンテナンス」「メンテナンスが必要なし」という3種類の方法を実施しています。
「業者によるメンテナンス」は、1年もしくは2年に1回、サーバーを新しいものと交換してくれます。最も安心できる方法ですが有料の場合もありますのできちんと確認しておきましょう。
「サーバーが自動でメンテナンス」は、ウォーターサーバーにメンテナンス機能が搭載されているというものです。
具体的には、定期的または手動でサーバーの内部に熱湯を循環させることにより、雑菌の繁殖を防ぐ効果のあるクリーニング機能が搭載されています。
「メンテナンスが必要なし」のサーバーは、内部に雑菌が混入しない設計となっているので、メンテナンスは必要がないというものです。
さすがに全くメンテナンスがないことに不安を感じる方は、「業者によるメンテナンス」「サーバーによる自動メンテナンス」がある機種を選ぶといいのではないでしょうか。
メンテナンスがないサーバーの不具合も聞いたことはないですが、やはりきちんとメンテナンスがされていたほうが安心感がありますからね。