「ウォーターサーバーの電気代を少しでも節約したい」
ウォーターサーバーを利用している家庭で、できるだけ電気代を節約しようとして、使わないときは電源をOFFするといいんじゃないかと考える方も多いようです。
それでは実際ウォーターサーバーの電源を切ることはいいのでしょうか?それともダメなのでしょうか?
調べてみました。
ウォーターサーバーの電源を切ると節約になるのか?
ウォーターサーバーの電気代は、月平均1000円程度だといわれています。
最近は省エネサーバーが各メーカーから登場していますので、月500円程度しか電気代がかからないサーバーも登場しているので経済的にはうれしいですよね。
この電気代を少しでも節約しようとして、就寝中などウォーターサーバーを利用しない時間に電源をOFFにしてしまえばいいのではないかと考える方が結構数多くいるそうです。
そもそも就寝中などにサーバーの電源を切ることは節約になるのでしょうか。
去年の夏に、真夏にエアコンを1日中つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなるということがしばしばニュースになりました。
なぜ1日中つけっぱなしにしたほうが電気代が安くなるのかというその理由は、エアコンは電源を入れて暑い部屋を冷やさなければいけない立ち上がり時にかなりの電力を消費するので、常にある程度の涼しさを保っておけばそれほど電力を消費せず電気料金が安くなるというものでした。
エアコンの電源をOFFにする。 ↓ 部屋の温度が上がる。 ↓ 再びエアコンの電源を入れる。 ↓ 部屋の温度を再び下げる。 ⇒この時に大きな電力を消費します。 |
まあ実際にこのエアコン1日中つけっぱなしを実践した人によると、想定通りには電気代が安くならず多少電気代が高くなってしまったようですが、エアコンが室温を下げようとする立ち上がり時に最も電力を消費するというのは確かなので、30分程度部屋を離れるときはつけっぱなしのほうがお得なのは事実のようです。
ウォーターサーバーもエアコンと同じように、常温の水から沸騰させてお湯を作るとき、もしくは冷やして冷水を作る立ち上がり時に最も電力を消費します。(とくにお湯を作るときに電力を消費します。)
ウォーターサーバーの電源をOFFにする。 ↓ 内部のお湯・冷水が常温に戻る。 ↓ 再びウォーターサーバーの電源を入れる。 ↓ 再び水を沸騰・冷却する。 ⇒この時に大きな電力を消費します。 |
さらにエアコンは月に3000円程度は電気料金が必要ですが、ウォーターサーバーはその3分の1の月に1000円程度の電気料金で済みます。
そう考えると、就寝中などウォーターサーバーを使わないときに電源を切ったとしても、節電効果はあまりないと考えていいのではないかと思います。
ウォーターサーバーの電源をOFFにすると衛生面が心配
ウォーターサーバーの電源を切ってしまうと、節電効果以上にデメリットが発生してしまいます。
それ衛生面におけるリスクです。
ウォーターサーバーの内部は、お湯と冷水が常に貯蔵されているので、内部の衛生面をあまり心配する必要はありません。
実際ウォーターサーバーを通常の使用方法で利用して、衛生面で問題があったという話を聞いたことはありませんからね。
しかし、もし電源をOFFにして切ってしまうとどうなるでしょうか?
電源をOFFにするということは内部の水も常温になってしまうので、衛生的にあまりよくありませんよね。
冬場の就寝中に電源を落とすぐらいなら実際のところそれほど問題はないのでしょうが、夏場だとやはり衛生面でリスクがあると思われます。
メーカーのホームページを見てみても、ウォーターサーバーの電源は切らないように注意を促しています。
このように衛生面からみても、ウォーターサーバーの電源をOFFにすることはリスクがあると考えられますので、電源は切らないようにしてくださいね。
まとめ
ウォーターサーバーの電源をOFFにすると節電効果はあるのか?
⇒節電効果はあまりないと考えられます。なぜならウォーターサーバーは沸騰時・冷却時に最も電力が必要となるので、一度水が常温に戻り再沸騰をするときなどはかなりの電力を必要とするからです。
ウォーターサーバーの電源をOFFにすると衛生面のリスクがあるのか?
⇒はい、衛生面でリスクがあります。ウォーターサーバーの内部はお湯と冷水があるため普段は衛生面で心配ありませんが、常温になってしまうと雑菌が繁殖してしまう恐れがあります。
各メーカーのホームページでも電源を切らないように記載されていますので、少しの間使わないからといってウォーターサーバーの電源をOFFにしないようにしましょう。