ウォーターサーバーの電気代は毎月どれくらい必要になってくるのでしょうか。
電気料金は家計の光熱費の中でも大きな割合を占めるものなので、毎月どれくらいの電気代が必要になってくるのかは気になりますよね。
最近は電力自由化でいろいろな電力会社を選べるようになってきましたが、電気代は節約できたほうがいいです。
ウォーターサーバーの電気代はをメーカー別にみていきたいと思います。
目次
ウォーターサーバーの電気料金比較
何に電気を使っているのか?
ウォーターサーバーは、電気を使います。
これは当たり前のことなのですが、冷水と温水を作るために電気が必要となってくるのですね。
冷水と温水を作るには、それぞれ消費電力に違いがあり、温水(熱水)を作るほうがかなり電力が必要となってくるものなのです。
冷水⇒70W~100W 温水⇒350W~400W |
上はウォーターサーバーの消費電力なのですが、温水を作るほうが冷水を作るときの5倍程度の電力が必要だということがわかります。
このようにウォーターサーバーは、冷水を作るよりも温水を作るときに電気代がかかってしまうということになるのですね。
ウォーターサーバーの電気代比較
ウォーターサーバーの電気代は、おおよそ1か月に1000円程度が必要だといわれています。
これは各メーカーごとに違いがあるのでしょうか。見ていきましょう。
メーカー名 | 1か月の電気料金 |
---|---|
フレシャス | dewoモデル = 約330円 サイフォンモデル = 約680円 キャリオ = 約340円(温水なし) |
アクアクララ | アドバンス = 350円~ スリム = 1000円 クレール = 1000円 |
コスモウォーター | 楽々スタイル = 494円(エコモード436円) スタイルセレクト = 705円 |
クリティア | スリムサーバーⅡ = 504円~ |
クリクラ | 省エネサーバー = 平均535円 クリクラサーバー = 平均1000円~1300円 |
サントリー天然水サーバー | 弱温・弱冷モード = 約700円 通常モード = 約1000円 |
キリンウォーターサーバー | 約972円 |
ウォーターサーバーもかなり進化をしてきており、最近は多くのエコモードが装備されたエコタイプのウォーターサーバーが登場してきています。
これらは従来品の1か月平均1000円といわれていた電気代よりもお得になっているようですね。
ウォーターサーバーのエコモードとは?
エコモードの仕組み
ウォーターサーバーの電気代を節約できるエコモードには大きく分けて3つの方法があります。
1、就寝中などサーバーを利用しない時間にお湯の温度を少し下げる。
これはフレシャスやクリティアのように、「光センサー感知システム」を使い電気代の節約をするというものです。
具体的には、就寝時など周辺の電気を消して部屋が暗くなると「光センサー」がそれを感知して自動的にお湯の設定温度を下げるエコモードに切り替わるというものです。
エコモードのスイッチをONにしておくだけで、特に何もすることなく就寝時に電気代を節約してくれるので、簡単でいいですよね。
2、弱温(弱冷)モードを利用して、設定温温度を下げる(上げる)。
これはコスモウォーター・アクアクララ・サントリー天然水サーバーのように、ボタンを押すなどのこちらの設定によりエコモードを作動して、電気代を節約するというものです。
例えば就寝前にエコモードのボタンを押せば、もう一度ボタンを押してエコモードを解除するまで、お湯の設定温度を下げておくエコモードを作動させておくことができるというものです。
アクアクララのアクアアドバンスなどの機種は、タイマーでエコモードを設定できるようなので便利ですね。
3、ヒーターを改良し熱効率をよくしたり、保温性能を上げることで電気代を節約する。
これはエコモードというものではないのですが、クリクラの省エネサーバーでは、新型シーズヒーターを採用することにより熱効率が向上し、更に温水タンクの保温性能も向上することで、従来のクリクラサーバーに比べ電気代を最大58%削減しているようです。
このようにサーバー自体の性能をアップさせて電気代を節約しているのですね。
ウオーターサーバーエコモードのメリット・デメリット
エコモードのメリット
これはいうまでもなく、電気代を節約することができるということですよね。
毎月500円電気代を節約することができたなら、年間で6000円も電気代が安くなるということになります。小さな積み重ねですが、結構大きいものです。
またお子さんがいる家庭では、電気代を節約するという意識付けも生まれるかもしれません。
節約の癖を身につけることができれば、ウォーターサーバー以外の電気製品の使い方も変化して、エコな生活が当たり前となり全体的な電気料金の節約になるのではないでしょうか。
エコモードのデメリット
多くのエコモードは、温水の設定温度を下げることにより電気代を節約しています。
特にウォーターサーバーを使用しない就寝中に温水の設定温度を下げているのですね。
となると朝起きてすぐに温水を使いたいときは、ちょっとぬるめの温水(65℃くらい)となってしまっています。
お湯を再加熱するには10分程度は必要となってくるので、熱湯を使うには10分程度待たなくてはいけないということになります。
たかが10分ですが、されど10分ですよね。
一番簡単なのは、温水をやかんに入れてコンロで沸騰させてしまうのが手っ取り早いのですが、これも面倒くさいと感じる方がいるかもしれません。
そんな方はいっそエコモードをOFFにすることもできますので、自分に合った使い方をするといいのではないでしょうか。
まとめ
ウォーターサーバーの1か月の電気代は、従来型のサーバーで平均1000円程度必要となるといわれています。
最近は、エコモードが搭載された省エネタイプのサーバーが各メーカーから登場してきています。
省エネタイプのサーバーは、月500円以下の電気代で利用できるので、従来型に比べてかなり節電効果が上がっているようです。
省エネサーバーのエコモードには、暗くなると自動的にエコモードになる「光感知タイプ」とボタンによりエコモードに設定できるタイプが大きく分けてあります。
エコモードのデメリットとしては、朝起きてすぐに熱湯が使用できないということです。
10分程度で再加熱が完了しますが、10分間が待てないという方は通常エコモードをOFFにすることもできますので、お試しください。