「ウォーターサーバーを利用すると、水の費用以外にもサーバーのレンタル料金が必要なの?」
ウォーターサーバーは、すぐに冷たい水や温かい水を飲むことができるので非常に便利です。
もちろん「水を飲む」ことになるので、水の料金は必要となってきます。まあこれは当たり前ですよね。
それでは、ウォーターサーバーの本体をレンタルするには毎月の料金が必要となってくるのでしょうか。
目次
ウォーターサーバーはレンタル?販売?
ウォーターサーバーは基本的にレンタルされる
まず、ウォーターサーバーの本体はレンタルなのでしょうか?それとも販売(買い取り)なのでしょうか?
これについては、ほとんどのメーカーではレンタルとなっています。
ウォーターサーバーの本体を販売しているメーカーもあるのですが、それは珍しいケースであり、基本的にウォーターサーバーの本体はレンタルされるものだと考えていいと思います。
ウォーターサーバーはメーカーにより違いがある
ウォーターサーバーの本体は、そのメーカーによってそれぞれ違いのあるもの、特徴のあるものとなっています。
例えば、水のボトルを上部にセットするものや下部にセットするもの、エコモードがあるものやないものなど、メーカーによって違いがあるのですね。
ですので、「水」だけでメーカーを選ぶのではなく、ウォーターサーバー本体の機能・特徴でメーカーを選ぶという方法も上手な選び方と言えるでしょう。
レンタル料金が無料のウォーターサーバー
それではウォーターサーバーをレンタルすると、毎月のレンタル料金が必要となってくるのでしょうか。
これについては、ウォーターサーバーの各メーカーによって違いがありますが、現在多くのメーカーでは毎月のレンタル料金が無料となっています。
これはなぜ無料になっているのでしょうか。
レンタル料金が無料の理由
理由1 競争が激しい
ウォーターサーバーはどんどん家庭に普及してきており、それに従ってメーカー同士の競争が非常に激しくなっています。
各社それぞれに独自の特色を出そうとしているのですが、なかなか特色を出すということは難しいものです。
そうなるとやはり価格競争になってしまうという面がでてきてしまうのは、いたしかたのないことでしょう。
ですのでウォーターサーバーの各メーカーでは、少しでもお客様に安く提供するために毎月のレンタル料金を無料にしているのです。
理由2 解約金が高く設定されている
ウォーターサーバーの本体を無料でレンタルした場合、ユーザーに長く使用してもらわないとメーカーとしては赤字になってしまいます。つまり最初の数か月では利益が出ないのです。
数万円もするウォーターサーバー本体を無料でレンタルするので、その本体代金の分だけ赤字になってしまうのですね。
そこでメーカー側としては少しでも長くユーザーに利用してもらうために「解約金・違約金」というものを設定しています。
「解約金・違約金」とは、1年や2年といったメーカーが設定した「最低利用期間」に到達する前に解約した場合に必要となるお金・費用のことです。
例えば「1年以内に解約した場合は、9000円の解約金が必要となります。」といったものです。
このように「レンタル料金が無料」と「解約金」というものはセットになっていることが多いです。
ですので「レンタル料金」と「解約金」をよく比較して、どのウォーターサーバーを選ぶかを決めるといいのではないでしょうか。
理由3 毎月の水のノルマがある
ウォーターサーバーのレンタル料金が無料ということは、メーカー側としては「水を販売」することによって利益を出すということになりますね。
もしユーザーが「水」を購入してくれないと、メーカー側としては全く利益が出ないということになり、商売として成り立ちません。
そこでメーカー側としては、「水のノルマ」というものを設定しています。
「水のノルマ」とは、毎月最低でも購入しなければならない「水」の量が設定されているということです。
例えば、「12リットル入りボトルを毎月最低でも2本購入しなければならない」といったものや、「8リットル入りボトルを毎月最低でも3本購入しなければならない」といったものです。
しかしこの「水のノルマ」は、多くの場合で「毎月12リットル入りボトルを2本」程度の購入が設定されています。
ウォーターサーバーを使用してみるとわかりますが、毎月12リットル×2本=24リットル程度の水は、家族で普通に使用していると全く問題なく飲み干してしまいます。
赤ちゃんの粉ミルクを作ったり、コーヒーやお茶をよく飲んだり、ご飯を炊いたりなど料理に利用したりなどをすると、毎月24リットルでは足りなくなってしまうほどです。
逆に毎月24リットル程の水を飲まないのなら、ウォーターサーバーを利用する必要はないのかもしれませんね。
ですので「水のノルマ」については、それほど考えなくてもいいのではないでしょうか。
レンタル料金が有料のウォーターサーバー
それではレンタル料金が有料のウォーターサーバーにも逆にメリットがあるのでしょうか?
水のノルマがないことが多い
ウォーターサーバーのレンタル料金が有料となっているメーカーは、「水のノルマ」が設定されていないことが多いです。
普通にウォーターサーバーを利用していれば、「水のノルマ」を気にしなくてもクリアしてしまうのですが、例えば「1人暮らしで水はあまり飲まないけれどウォーターサーバーを自宅に設置したい」という方もおられるかもしれません。
そのような方はレンタル料金が必要であっても「水のノルマ」がないほうがお得にウォーターサーバーを利用できるのかもしれませんね。
解約金はかからないの?
それではウォーターサーバーのレンタル料金が有料の場合、解約金は設定されていないのでしょうか。
「解約金」については、レンタル料金が有料の場合でも設定されていることがよくあります。
もちろん「解約金」が設定されていないメーカーもあるのですが、多くのメーカーでは「解約金」が設定されていることが多いです。
本当ならレンタル料金を支払っているので「解約金はなし」にしてもらいたいものなのですが、これはメーカーによって様々です。
ですので、レンタル料金が有料だからと言って解約金がないものと勘違いしないほうがいいでしょう。
各メーカーにより違いがあるので、解約金についてはきっちり確認しておく必要がありますね。
トータルコストで選ぼう
以上のようにウォーターサーバーのレンタル料金が「無料」「有料」ともに、それぞれ一長一短があります。
レンタル料金だけでなく、「解約金」「水のノルマ」に合わせ、「水の料金」といったトータルのコストでウォーターサーバー選びをする必要がありそうです。
例えば、一つのウォーターサーバーを長く使おうと考えるなら「解約金」を気にする必要はないですし、水をたくさん使うなら「水のノルマ」を考える必要はないでしょう。
逆にいろいろなウォーターサーバーを使いたいと考えているなら、「解約金」が設定されていないメーカーを選んだほうがいいでしょう。
ですのでレンタル料金だけでなく、自分に適した使い方でのトータルコストを考えてウォーターサーバー選びをすることをお勧めします。
まとめ
ウォーターサーバーは、販売ではなく基本的にレンタルされていることがほとんどです。
ウォーターサーバー本体のレンタル料金は、多くのメーカーで無料となっています。
ただ、ウォーターサーバーのレンタル料金が無料だからと言って、それだけで考えると損をしてしまうかもしれません。
「解約金」や「水のノルマ」などが設定されていることもあるので、自分のウォーターサーバーの使い方に最も適したメーカーを選ぶといいのではないでしょうか。